マヤ遺跡探訪

DISTRITO FEDERAL     メキシコ市の遺跡
かつて アステカ帝国の都だった現在のメキシコ市、アステカ関連以外に テオティウアカン以前の遺跡もあります。  アステカの都跡に作られた旧市街は 遺跡と共に世界遺産に指定されています。

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CUICUILCO   クイクイルコ

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メキシコ市郊外南にある先古典期の遺跡、円形のピラミッドがあります。街は約2000年前のシトレ火山噴火により溶岩で覆われ、 人々はテオティウアカンへ移ったと言われています。

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インスルヘンテス・スールの反対側(西側)にも遺跡は広がり、メキシコ・オリンピックの時の選手村跡になりますが、外から遺構が望めます。


TENOCHTITLAN   アステカ帝国首都テノチティトゥランの推定復元模型

1978年2月 メキシコ旧市街ソカロにある大聖堂脇で地中配電の工事を行っていた所、テノチティトゥランの廃墟が出てきて大騒ぎになりました。  アステカの都を壊してその上にスペイン人の街を建設した事が裏付けられた形ですが、大統領府やカテドラルを壊す訳にも行かず、発掘は 部分的です。 写真は国立人類学博物館にある推定復元模型です。

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Templo Mayor   テンプロ マヨール

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復元模型の中央に聳えるテンプロ マヨール、上部に水の神殿と戦争の神殿が並びます。 残念ながらスペイン人の町の建設で、 テノチティトゥランは破壊し尽されてしまい、現在目にするのはテンプロ マヨールの基部と下に埋もれていた古い神殿跡です。

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テンプロ・マヨールから南へ約1Km、メトロ・ピノ・スアレス駅に風の神エヘカトゥルを祀った神殿が修復保存されています。 この辺りがテノチティトゥラン の都の南の端になるようです。

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テンプロ マヨールは大統領府、カテドラルを含む旧市街と共に 1987年 「メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ」 として 世界遺産に指定されています。


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アステカ帝国と通称されますが、メキシコの人類学博物館ではメシーカ (MEXICA) の名前で扱われていて、アステカもメシーカも ほぼ同義と考えて良さそうです。地図はその帝国の版図拡大を示します。戦争で他部族を征服した後、朝貢を通じ間接支配を続け、広大な領土 を維持しました。 マヤとは国の概念を異にします。


TLATELOLCO   トラテロルコ

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流浪の民メシーカ族(アステカ)がテスココ湖に辿り着き 1325年に築いたのがこのトラテロルコ。政治祭事中心のテノチティトゥラン対し、 ここは商業(交易)の中心になりました。

トラテロルコも 世界遺産 「メキシコ・シティ歴史地区とソチミルコ」 の一部です。 因みにソチミルコはメシーカの時代からチナンパ農法が行われた市南部の 水郷地帯で現在は舟遊びが出来る観光地です。
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XOCHIMILCO   ソチミルコ

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CATEDRAL y ANGEL   大聖堂と独立記念塔のアンヘル

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MIXCOAC   ミスコアック

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メキシコ市西部 外環状線 (Anillo Periférico) 内側ですが、誰も関心を払いません。メシーカ時代には雲の蛇の神を祭る神殿で、 テノチティトゥランやトラテロルコからも人が集まり祭事が執り行われました。


CERRO DE ESTRELLAS   セロ デ エストゥレーリャス

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メキシコ市南東イスタパラパの丘の上にある遺跡で、52年毎に新しい火の祭りが行われる重要な場所でした。  テノチティトゥランの南東の守りの位置にあり、コルテスの侵攻にもその名が登場します。


MUSEO NACIONAL DE ANTOLOPOGÍA   国立人類学博物館

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チャプルテペックにある博物館にはメシーカ関連の展示も豊富で、アステカ カレンダーとして有名な 巨大な石の円盤もここに展示されています。 写真中右はトラテロルコの市場を再現したジオラマです。  (国立人類学博物館はマヤの展示も非常に充実しており、マヤ室 Sala Maya は必見です。)

MUSEO DEL SITIO, TEMPLO MAYOR   テンプロ マヨール博物館

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テンプロ マヨールにも遺跡併設の立派な博物館が整備され、遺跡で発見されたチャックモールや月の神の円板もここに 移されています。

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博物館は改装され、月の女神の円板(Coyolxauhqui)に加えて、2006年10月に発見されたばかりの大地の女神の石板(Tlaltecuhtli)も横からだけでなく、 上からも見下ろせるような展示になっています。 円板は直径 3.25m、重さ8トン、石板は幅 3.57m、高さ 4m、重さ12トンを 超す巨大な石造物です。


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