マヤ遺跡探訪

MUSEO DE LAS ESCULTURAS
       DE COPAN  コパン彫刻博物館
コパン遺跡に併設されて、彫刻博物館があります。 遺跡でレプリカが置かれている場合が多いですが、 実物はこの博物館で展示されています。 コパン遺跡に行ったら必見の博物館です。

(訪問日 2003年8月24日) 画像

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 (Reproducción del Templo Rosalila con gran precisión)
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博物館の入り口はトンネルになっていて、曲がりくねったトンネルを出ると目の前にロサリラ神殿が忽然と現れる趣向です。

16号神殿地下に埋もれた神殿を実物大に復元したもので、写真は博物館の2階から撮ったものです。  この神殿については既にコパン遺跡のページで説明済みですね。  

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 (Reproducción del Edificio 10 con escultura original de guacamaya)

祭壇Qや石像Aは既にコパン遺跡のページで博物館のオリジナルをご紹介しましたので、他のめぼしい展示物をご紹介します。

これは球戯場の10号建造物にあるコンゴウインコの石像彫刻のオリジナルで、遺跡には右から2番目のコンゴウインコの レプリカが置かれていました。

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 (Close-up de escultura de guacamaya)

これは右コーナーのコンゴウインコのアップです。 足の爪が何とも言えません。

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 (Marcadores de Juego de Pelota con diseño de guacamaya)

これは球戯場の斜面の上の方に置かれていたコンゴウインコの形をしたマーカーのオリジナルです。

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 (Decoración sobre escalera del Edificio 16)

16号神殿の正面階段に置かれていた彫刻です。 3つ上下に並べられた一番上のもので、怪物の口の中は縛られた捕虜だそうです。

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 (Losa tallada encontrada bajo escalera jeroglifica que grava fundador de Copan y su hijo)

王朝初期の球戯場のマーカー。 1992年に神聖文字の階段の下から発見されたもので、初代王(左)と息子の2代王(右)の間の 文字には最初の球戯を記念した記述があるそうです、写真では二人の王は見づらいですが…。

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 (Escultura de murciélago)

こうもりの神の彫刻、どこの建物に付けられていたのか知りませんが、なかなかの迫力です。

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 (Dios Chaac con tocado de cormorán que decoraba el interior de Edifico 10)
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10号建造物の内部から見つかった壁飾り。 頭の上に魚を咥えた水鳥がありますが、こうなるともう芸術作品です。 12代王の時代。

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 (Cabeza de dios encontrada en Edificio 11)

11号神殿の上にあった神像。 真に迫るものがあります。

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 (Decoración de entrada del Edificio 22)

22号神殿の入り口。 遺跡には複製がありましたが、こちらがオリジナルです。

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 (Escultura que decoraba algún edificio de Las Sepulturas)

博物館1階中央のロサリラ神殿複製を取り巻くように2階のギャラリーがあり、ここには Las Sepulturas からのものが多く展示して あります。 

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 (Edificio 8N-66S en el complejo de Las Sepulturas)

Las Sepulturas の8N-66S建造物 (と言ってもどの建物かわかりません)の壁の復元です。

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 (Reproducción de escultura, Edificio 8N-66S)

上の写真のうち中央の人物像のアップです。 指で印を結んでいるようで、3体それぞれ指の形が異なるのは興味深いです。

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 (Fachada de algún edificio de Las Sepulturas)

Las Sepulturas の別の建造物の壁面です。

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 (Una de las esculturas del edificio arriba)

上の写真のうち中央の人物像のアップですが、仏像のような腕のポーズです。

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 (Banca con banda celestial en Edificio 8N-66, Las Sepulturas)

天界の太陽、月、金星のシンボルが描かれた石彫りのベンチ、恐らく王の為のものだったでしょう。  Las Sepulturas の8N-66(壁面の復元が上にありますが)の中央の一番大きな部屋にあったそうです。


博物館の造り、展示方法、そして興味深い展示物と、非常に見応えのある立派な博物館でした。 展示物はまだまだ沢山ありますが、 彫刻博物館の紹介はこの辺で。


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